2010年06月15日
組踊 復活上演
微行の巻(びこうのまき)と父子忠臣之巻(ふしちゅうしんのまき)の二題が上演されました。
すでに新聞で紹介されていますが微行の巻は平成7年に一度復活上演されていますがそれ以前は大正5年の上演だそうです。父子忠臣の巻は115年ぶりの上演になるそうです。
微行の巻は城の跡取の若い虎千代が悪巧みにあい城を追い出されるが鮫川之按司に助けられめでたく城へ帰ることができるというストーリーです。虎千代を追い出した菊川之按司と鮫川之按司の緊迫したやり取りは見ごたえがあり立方の演技も迫真に迫っていました。
父子忠臣の巻は仇討ちもので大太刀まわりあり感動的な父子の再会シーンありかわいらしい子役の唱えあり道行きの軽妙な踊り歩きありととにかく楽しめ今までなぜ上演されなかったのか不思議です。ベテラン先生方と若手実演家が一体になった素晴らしい舞台でした。
今年度から私は伝統組踊の伝承者(太鼓)になりました。今回の上演は非常に勉強になり大先輩方がこのような素晴らしい取り組みをなさっていることをとても誇りに感じます。
開場前は長い列が出来て会場は満員でした。
Posted by takachiyan at 23:17│Comments(0)
│組踊
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