2015年01月19日
野村流音楽協会 組踊地謡研修部発表会 2014
昨年9月21日は野村流音楽協会組踊地謡研修部(略称組研)の発表会がありました。
画像はリハーサルの様子です。
私は執心鐘入に割り当てられ、独唱曲三番目の干瀬節「悪縁の結で 離ち離されめ 振り捨てて行は 一道でもの」を担当しました。
「悪い縁を結ばれたら離しようがない。振り捨てて行こうものなら道連れにされてしまう。」と中城若松が縁を結んでくれと言い寄る宿の女から必死に逃げる場面です。
観たことが有る方はご存知でしょうが、中城若松を宿の女が追う場面で演奏のスピードを速くするので、立方と良く息を合わせる必要があり、難しい場面でした。
余談ですが、戦後米兵がこの執心鐘入を観て、「あの男はなんてひどいことをするんだ!」と憤っていたという逸話がありますね。現代の女性も「女の人がかわいそう」と共感する方が多くいるようですね。
協会組研に入部して二年目ですが、唱えの稽古もしますので、価値ある研修と感じています。
発表会の数日後にはメンバーで飲み会をしました。
まあ見ての通り、テンションMAXで、厳しい稽古のうっぷんを晴らしました(笑)。
Posted by takachiyan at 13:04│Comments(0)
│公演、発表会
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