2012年02月15日
公演情報 饒波正廣研究所公演

野村流音楽協会 饒波正廣研究所芸能公演 三線の響
野村流音楽協会の饒波正廣研究所公演が今週土曜日2月18日、読谷村文化センター鳳ホールで行われます。
(午後5時開演)
野村流音楽協会師範で舞踊地謡研修部の指導者でもあった饒波正廣先生は昨年出張先で倒れ急逝しました。
饒波先生は明るく紳士的な人柄でだれとでも気さくに話し、研修部の公演の後は部員に労いの言葉をかけてくれる優しい先生でした。しかし、道理の通らないことに関しては決して妥協せず厳しい一本気な面もありました。稽古は厳しく理由のない欠席を許さないと門下生から伺っておりました。
工務店を自ら経営し多忙の中、古典音楽研究所を開設し多くの門下生を輩出しました。
師範、技能保持者となってもなお県立芸大の門をくぐり更なる高みを目指してこられました。その向上心、芸能へ取り組む姿勢は歌三線のみならず人としての歩むべき道を教えてくれたと思います。
昨年三月に国立劇場おきなわでの「野村流の美」での金細工の斉唱を饒波先生や去年病気で亡くなった野村流音楽協会嘉手納支部長の比嘉秀昭先生達と共演できたことは深い思い出となりました。
今回のこの公演は饒波先生が企画し一年以上も前から準備していましたが、饒波先生が急逝し一度は公演中止が決定していました。しかし、饒波先生は公演開催を望んでいるだろうと思い直し再び開催が決定しました。必ずや感動的な公演になるだろうと信じています。
Posted by takachiyan at 16:05│Comments(0)
│公演、発表会
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